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上北鉱山軌道車(ガソリンカー)等の歴史

高砂 和男

昭和11年 三井系列の高森鉱山がガソリンカーを1台所有していた。同年、三井より日鉱へ経営を委託し、上北鉱山が開山。3日に一度、10台位の鉱石車を高森鉱山の機関車に牽引してもらっていた。

昭和12年 上北鉱山でも機関車を購入。

昭和134月 索道ができて鉱石輸送の役目を解かれ、人員輸送用になった。

※上北鉱山(坪川)と乙供間の所要時間2時間(距離32km

同型機関車と

屋根付き客車


昭和22年 機関車を2台購入、昭和26年 客車が屋根付きになった。

6両連結、1車両に18人定員。軌間610mm。

※営林署軌道に鉱山軌道車が毎日2回往復していた(5月~11月の間)。

※冬期間は(12月~4月)馬橇に代わる。多いときは60頭が運送に供された。

※昭和3012月 冬期の輸送に雪上車が運行。

上北~田代~横内(青森市内)間35km1時間30分で運行。9人が乗車できた。

※昭和32年 冬期輸送の雪上車が、田代経由から乙供行きに切り替わる。

※軌道車(ガソリンカー)が廃止される。

昭和3310月 夏期輸送に市営バスの仮運行を開始。田代隧道口~青森駅間を2往復。

※昭和347月 夏期輸送の市営バスが開通。上北~田代~青森筒井~青森駅間30km2時間で運行。13便。

ガソリンカーとアイスクリーム売りおじさん

   

全員集合写真

 

【参考文献】

上北ニュース

青森森林管理署

全国鉱山鉄道 JTB

全国森林鉄道 JTB