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昭和59年に日本一おいしい水道水と評価された「横内浄水場」は明治42年に日本で13番目に作られた浄水場である、 火箱沢、元小屋沢、西国沢、雲谷沢、はその「横内浄水場」上流部に湧き出る、ブナとヒバの原生林に抱かれた、青森市民の宝の水瓶である 火箱沢は青森市内から国道103号線を八甲田山へ向かって車で30分 萱野茶屋真下に流れる小さな渓流である |
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萱野茶屋から少し下った大きな原っぱの中、森林管理用の山道であろうか、細いふみ跡を頼りに、沢の方向へ下って歩く 観光道路でもある国道103号線(八甲田ゴールドライン)の車の往来は、平日においても途切れる事がない 山道をポツポツと歩を進めると、徐々に車の騒音が薄らぎ、浄化された自然の空間に導かれて、人間社会と森の聖域の間(はざま)に足を踏み入れる、 二人を包み込む静寂の森、自然と一体となる不思議な感覚、 緩やかな下り坂の蕨畑を、二人はゆっくりと歩いた、時期はずれの、蕨の二番穂が所々に目に入り、足が止まる 原っぱの先はブナの林に一変し、細い山道は徐々に勾配を増し、谷間の沢へとジグザグに降下する 沢に辿り着くと冷たい冷気が、二人を包み込み、汗ばんだ熱気が消えてゆく 辺り一面は山菜の宝庫である、 川の流れを目前に「釣キチ」の私は、早くも、気持ちが高鳴る |
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しかし相棒の興味は、渓流沿いの山菜に、すっかり心を奪われた様である 計画は少し外れてしまったが、私は「岩魚釣」 相棒は「山菜取り」と 目的を異にして、それぞれ楽しむ事とし集合場所は、山道と渓流の合流点と言う事となった |
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渓相も流程も穏やかで、岩魚の生息条件もまずまず、 ビギナーにも、十分楽しんでもらえる1渓だと確信している場所である 川幅1mにも満たない、小さな渓流であるが、平場の落差の少ない渓相は 一本川で魚止めの小さな滝まで、丹念に釣れば2〜3時間は楽しめる流程の長い 川である |
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まずは第1投、「つんつん」とした当りに、12cmの小魚が、ハリス0.6号に元気よくぶら下がる 離れた相棒に「親指と人差指」で小物であるのを伝え、リリース 続いて20cmクラスが、入れ食いで釣れ、コンビニの小さなビニール袋にゲットする その後も、的確なポイントをせめて、連続ヒット、たちまち小さなビニール袋の中は元気な岩魚でいっぱいになる、 少し欲が出てきて、相棒に大きいビニール袋に取り替えてもらい、足早に上流域を目指す |
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その位置は後藤伍長方面から下ってくる40号線と国道103号線の出会い付近にある小さな橋の下である この川を橋まで釣り上り、帰途はこの国道を利用して萱野茶屋へ引き返すことが出来るのだ 実はこの魚止めの滝上に10年前、7〜8匹の岩魚を放流しており、その後の結果も気になる所であります、 滝上はかなり水量も少なくて、放流された岩魚にとっては 有りがた迷惑だったかも |
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体長10cm程の小さなモグラに似た体系、泳ぐ時、指を水かきの様に広げて、 なにしろ食欲旺盛で、一日中 水中昆虫や、サンショウオウ、岩魚の稚魚など食す雑食生らしい、たまにしか、出くわすことが無い「カワネズミ」だが この川には、いた、水中を魚よりすばやく潜水し小魚を追いかけ、岩魚の小魚が 勢いあまって、水中から陸に飛び出している様を目の当りにし 岩魚の天敵、発見 と再確認した次第である |
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さて、1時間を過ぎたころで、ビニール袋も、一杯になり、相棒も気になり引き返す事にした 山菜の束を横に、待ちくたびれた、Kさんの姿を発見、お互いに今日の収穫を称え 引き返すことにした |
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蕨畑の草原は、林道から外れて、奥へ奥へと広大に続いている、 蕨に誘われ、いつの間にか二人は、方向を失ってしまった さっき歩いていた山道が全くわからなくなってしまったのだ 広大な草原の中、二人を大きく取り囲む、ブナ林と松林、その奥には八甲田山、 |
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途方に暮れる二人!!!! 進むべき方向が全くわからない、私は、少しパニックなった、 だが私の不安は、間もなく解決した、Kさんが、「あっちの方だよ!」 草原は平らだが、指差す方向だけが周りのどの方向より小高く感じられた、 なるほど、我々は国道方面からゆったりと坂を降りてきたのだ 山道を探すのを諦め、Kさんの勘を信じ、ひたすら蕨と草原を掻き分ける ブナ林の切れ目から国土へ続く山道が見えてきた、国道を走る車の騒音が次第に大きくなり、 Kさんの歳の功に感謝感服 (^^) |
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