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坪川に架かる橋の中でも一番源流部に位置する最後の渡り橋です
この写真でご覧いただける様に、橋は全て木製の様ですネ
参道の鳥居にしめ縄が飾っているのは、この頃まだ山神は座位していた証拠ですね
鳥居は神域の入口に建てられ、俗界と聖なる区域を画する関門とし て、神社に欠くことのできないものです
鳥居は2本の柱を立て、その間に貫を入れ、上辺に笠木カサギを載せたところの4本の
木組みを基本構成としています
手前の橋は人間の世界と、奥深い社殿のある神の世界との「間マ」を表すもの、まさに「神橋」である
参道の両脇に生える樹林の中を進みながら、一の鳥居、 二の鳥居、三の鳥居を経るうちに、人々の心は次第に浄化されていきます
山神神社の場合この鳥居は一つ、素朴な木組は年輪と長い歴史を感じさせられます、
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2004年秋この場所を訪ねると、橋はコンクリートと鋼鉄製で出来た頑丈な構造に架け替えられていまいた
。
まだ工事中の最中で立入禁止の看板が、虎ロープでガードされています
立入の看板を乗り越え、参道の入り口に お邪魔する
かつて大勢の鉱山関係者が参った「一の鳥居」も、その姿はここには無い
参道はうっそうと茂った、若木が道を狭め、足元の雑草が行く手を阻む
参道筋に流れる神社の沢は、ひんやり冷たく、辺りの空間に厳粛な冷気を漂わせる
鉱山関係の水道水として使われているのか、関を作って取り入れ口が設置されている
沢から左に上る階段は、もう誰も訪れない、過去の遺物
遠慮なく伸びた、森の木々は足元の、石畳のわずかな隙間からも力強く根を張り
急な階段の登頂をさらに困難にする
石畳の階段を駆け上がると、こじんまりとした、広場が現れた
神域内に点在する各種の建物や、それらを取り巻くように繁茂している樹林は、
まさに「鎮守の森」
神さびた自然の景観を呈した神社こそ、私共日本人の心の故郷なのでしょうか
回りを探索すると、かつて両側に置かれた石灯篭が無残にも倒壊し、林と雑草の合間にひっそりと、
まるでその役目を終えたかのように横たえている
参道から境内の、より神聖な区域に入るところが神門である
祭典に奉仕する神職以下参列者が、清浄な神門内に入るためにする「お祓い」をする祓所「ハラエド」がある
そこには紙垂「シデ」を垂らした注連縄を四方に 張り常に清浄を保っている。
参拝者が神前に進むためには、事前に禊祓「ミソギハラエ」をしなければならない
手を洗い口をすすぐ手水所・御手洗「ミタラシ」とも言うが清らかな水を湛える
今は「手水所」の中も空である
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社殿の奥、正面の階段を上がった一段高いところが本殿である
社殿の立てられていた、石垣が辛うじて残され、石垣の台座中央に、神社跡地の「立て板」
かつてこの場所に、夏は神輿、お正月には、新年の祈願を
石階下の正面には玉串案「タマグアン」を据えられ、神職や参列者はその上に玉串を奉奠し、
二拝二拍手一拝の作法に拠って拝礼したものだ。

実はその御神体は、鉱山の残留作業に勤められている、管理室の中にに、大切に祭られています


2004年 秋 安倍 記
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